今日の毛利さん〜朝の章〜
私の名前は毛利元就という。
いつもの様に朝、玄関先の門を開けると元親が立っていた
なので閉めた
「おいコラ。てめぇなに何も見てねぇみたいな行動とってるんだよ。」
バレたか…
まぁちょっとした冗談なのだが。
「すまん。余りに唐突すぎてその事実を認めたくなかったので」
「それじゃあ俺が誰かの不幸を伝えに来たように聞こえるだろうが馬鹿」
「馬鹿と言った方が馬鹿だろう普通。」
「お前はどこぞの餓鬼か。」
話に埒があかないとわかったのか深いため息を彼はついた
「というか、何用だ?」
「急に話を変えるなクソ。まぁ…話はだな、今日仙人の会合があるの忘れてただろ」
そんなことすっかり忘れていたに決まっている
何と言ってもそこまで必要性がないから言われても頭に留まらない
むしろ留まることを知らない
「あのよぉ…当然っていう目するのやめろよ」
「無理な事を言うな。この目は生まれつきだ。」
「はいはい…で、行くのか?」
「行くわけがない」
「常識的に行くと言えよ」
私に常識を求めるとは…自分でも認めるほどに変人なのだが…
今日の予定がよく物語っている。
「今日は兵達と妖散策に行った後、人は空を飛べるのかという飛行実験を行う予定なのだが。」
「余りに夢が詰まりすぎた内容で俺泣けてきた…」
実際にどちらも不可能な事なのだが(妖に至ってはあり得ない)夢を持つのは良いことだと思う。
「あー、なんかすごく説得は無理だろうと思った。むしろお前を小一時間問いつめてもきっと内容全部瞬間的に忘れると思う」
「よくわかってるじゃないか元親、私はそんなお前が好きだ」
「変なところで告白するな、死ね。で、行かないわけだな?」
「ああ、信玄の方には元就は元親のために命を散らしたと言っておいてくれ。」
「勝手に人を巻き込むな。あーあ、俺もなんかどうでも良くなってきた」
どうやら彼もまた行く気をなくしたらしい
でかした自分
「折角来たのだし我が家に上げって行け。」
「おう」
こうしてサボり仲間を連れて、私の朝は終わった
まぁまだ昼と夜があるが…
昼の章に続く